看護師の愚痴~生命と税金は大切にして欲しい~

看護師も人ですから、愚痴りたい時があります。

看護師の愚痴~生命と税金は大切にして欲しい~

私は四年間、総合病院で看護師として働いていました。現在は、育児に専念するために、専念主婦をしています。

看護師という仕事は、患者さんの病気や生活に深く寄り添う仕事です。病院通いや、ゆっくり治療に専念できるような経済力があるか、ない場合は行政の支援につなげるべきかなどもアセスメントしなければいけません。

以前、呼吸器外科に勤務した際、生活保護を受けていらっしゃる患者さんと多く接しました。みんながみんなというわけではありませんが、生活保護を受けているのに、看護師として働いている私たちよりも贅沢に生活している印象を持つ患者さんもいました。

例えば、肺がんの手術のために入院してきたけれど、発熱してしまったため手術が延期になってしまった患者さんがいました。発熱は軽度であり、その患者さん自体は元気に動き回っていました。 病室にいると気が滅入ってしまうからと、病院内のコーヒーショップに毎日行きます。そして必ず、タバコくさくなって帰ってくるのです。

生活保護を受けていても、コーヒーに癒されたり、コーヒーを楽しむ権利はあるかもしれません。しかし、肺がんの手術をうけると決心したのであれば禁煙するのは常識です。肺がんの原因の多くは喫煙にありますし、手術を成功させたり再発を予防したりするには、禁煙が絶対条件になるのです。

医師と看護師で患者さんとご家族に度々、禁煙のお願いをしましたが効果はありませんでした。強制退院も検討されましたが、やはり手術でがんを取り切れるのは早期がんに限ります。

もし強制退院して、がんが大きくなってしまったら、手術できなくなり、命に関わってしまいます。そのため、強制退院はせずに、手術を仕方なく行うことになりました。 医療費も生活保護費も、私たちの税金から捻出されています。その貴重な税金を受けているのに、毎日コーヒーショップにいって、煙草をすうというのは、本当に腹立たしく感じてしまいました。

せっかく助かった命なので、ぜひ禁煙して長く健康に生活していただきたいのですが、退院のときの様子を考えると、その可能性は少ないと思います。 生命も税金も、大切にして欲しいです。